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IMAシステムは100Vの高電圧を使用し、IMAバッテリの電解液には強アルカリ性の水酸化カリウム水溶液 |
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を用いている。 |
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処置を誤ると感電など重大な傷害を受けることがあるので、下記の要領で正しい作業を行うこと。 |
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準備品 |
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保護具 (絶縁手袋またはゴム手袋、保護メガネ、安全靴) |
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飽和ホウ酸水20L (薬局で粉末のほう酸800gを購入し、容器に入れて20Lの水で溶かす。) |
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赤色リトマス紙試験紙 (薬局で購入) |
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ABC消火器 (油火災、電気火災の両方に対応するもの) |
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ウエス、古タオル(電解液拭き取り用) |
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ガムテープ |
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電圧計 |
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事故現場での処置要領 |
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絶縁手袋またはゴム手袋、保護メガネ、安全靴を着用すること。 |
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高電圧線かどうか不明なむき出しの配線には触れないこと。 触れる場合または触れる恐れのある場合は、 |
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絶縁手袋を着用し、テスタでボデーアースとの電圧を測定してからガムテープで絶縁する。 |
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車両火災が発生している場合はABC消火器で消火する。 少量の水による消火はかえって危険な場合 |
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があるので、消火栓から大量に放水するか、消防隊の到着を待つ。 |
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車両が水に浸かっている場合は感電する危険があるので、高電圧系統の部品や配線に触れないこと。 |
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車両を完全に引き上げてから作業を開始する。 |
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IMAバッテリ付近の液漏れを確認する。 漏れている液は強アルカリ性の電解液である可能性が高いので |
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触れないこと。 やむなく触れる場合にはゴム手袋と保護メガネを着用し、飽和ホウ酸水で中和し、赤色 |
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リトマス試験紙が青に変化しないことを確認してからウエスなどで拭き取る。 |
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■危 険■ |
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電解液が目に入ったり皮膚に付着すると、失明や障害を受ける危険があるので充分注意すること。 |
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万一、目に入ったり皮膚に付着した場合は直ちに大量の水で洗浄した後、専門医の診断を受けること。 |
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